2002年8月3,4日 寄お泊りツーリングレポート

■出発前夜
金曜日は6:00頃には仕事を放り投げて帰る予定だった。
しかしこういう日に限ってサーバーがダウン。なんでや!
結局寝たのは2時過ぎ。

毎度毎度早く帰ると宣言した日はまず間違いなく帰れなくなる。

計画では6:00時出発のため、最低でも5:30には起きなくてはならないのに・・・ 。


■出発

すごいね、俺。
ちゃんと5:00過ぎに起きれたよ。
前日に買っておいた菓子パンをかじりながら用意をする。
といっても前日中にミーが用意しておいたものを持っていくだけだが。

大体計画どおりに6:00過ぎには出発。
朝はバイクで走るにはとてもいい気温で気持ちが良い。
道もぼちぼち空いてたし。

途中でtak'sさんから「BCG持っていく!」というメールが。
BCG!?
なんじゃそりゃ?
tak'sさんの世代にはあったかも知れないが俺の世代にはすでにBCGなんて無くな
っていたぞ。
腕にクリリンの頭についている模様があるのははにびくらいの代までだろ。

いやいや、それなら持っていくという言う方も変だな?

バーベキューカセットガスボンベ持ってくるってことか?
まあそれなら持ってきてくれ。わざわざ連絡くれなくてもいいぞ。
・・・などと朝の眠さが抜けきれない頭をフル回転させて考えていた。

気が付いたのは集合場所についてから。
ああ、ビットチャージーのことか。
一度八景島に持っていったが何にもやらなかったやつね。
いつになったらやるのかと思ってたよ。
でも出発してから持って来いって言われてもそれは無理。
ということで今回もまた実施されることはありませんでしたとさ。
なんかアミーゴが興味津々で夜tak'sさんのBCGで遊んでいたけどね。


■集合
246の途中でKOOLさんと会う。
しかしこのときはまだ八景島で一度あったきりでしかもほとんど絡まなかったため
さっぱりどんな人かわかっていなかった。
たぶんKOOLさんにしても同じ。

せっかく途中で会ったのにかなり微妙な雰囲気でつかず離れずの状態で集合場所へ。

珍しく時間より45分も早くついた。
ぽつーんと一人、おそらく自分の中のシチュエーションでは山下公園で岸壁にあるロープを
巻きつけるやつ(名前わからん)に片足を乗せて、ジャケットを片手で持って背中に回し、
タバコをふかす裕次郎(古!)を気取っているぶ〜ちゃんが待っていた。

実は集合場所は違うところだったらしいが、なんのためらいも無く来てしまった 。
しばしの歓談中にアミーゴ&なつきさん、うずりん&うずりんの彼女(ごめん、
名前聞いたかもしれない)、JINくん、ちょっと場所を移動してひろくん、オレンジさん、
一希くん、はたけしさん、じぇいファミリー、はにびと合流。
(他にいないよね?忘れてたらごめん)


■出発
すでに俺の身体はバイクに乗るのを拒否し始めていたが、みんなが出発するというので
仕方なくバイクにまたがる。マジでじぇいさんの車が良かった。
このころすでに気温はかなり上がっており、ミーの機嫌が悪くなっているのがわかる。
今のところ初対面の人もいるので黒魔術は使用していないようだが、いつ使われるかヒヤヒヤ。
使ったら間違いなく最初の犠牲は俺なので、精神集中していつ飛んでくるかわからない暗黒光線に
備えていたため、おそらくみんなの数倍は疲れていた。
(あー、はやくサクラさんと合流したい。サクラさんがくれば俺は黒魔術の対象からはずれるのに。)
と思っていたが口には出さない。

出発する際、とりあえず道に出なきゃと思いじぇいさんの車の後ろにつく。
ふと後ろは誰だろと見てみると・・・誰もついてきてね−じゃん(汗)。
俺って人望無いなーとぶつぶつつぶやきながら前のじぇいさんの車の後部座席にいた
そうまとじゃんけんをはじめる。
やるじゃねーか、そうま。
第48回西巣鴨じゃんけん大会3位の俺と互角の勝負をするとは。
しかもファールになるかならないかの微妙な後出し。
たぶん審判員がジャマイカの奴ならそのタイミングなら見逃すであろう。


・・・246混んでる。
全然進まない。
暑い。だりー(バイク乗るときはいつも)。

途中休憩でひそかに俺とミーだけマックで涼む。

暑くて全然この辺は記憶無し。


■到着

ようやく買出し班との合流地点に到着。
ここでは暑さのため誰が合流したのかさっぱりわからず。
みなほさんとミーがしゃべっているのはかろうじて覚えている。

マスターが自分の車の助手席側のシートを倒すレバーを壊して慌てているのを楽しく見学。
みなほさんが助手席で発進したときにガクっと後ろに倒れたら面白いだろーなーとは思わなかった。

氷などを買っていざ宿へ。
先行してオレンジさんやオゾンさん達が川原ゲットへ向かう。

結構きつい峠道をみんなでとことこと登ってゆく。
ローダウンしているアメリカンにはちとつらい。
マフラーやらステップやらを擦りまくってようやく目的地へ。
実は後ろのほうではにびが苦労していたらしいが全然知らなかった。
ミーも浜名湖でのスタントショーの悪夢からようやく抜け出したようだ。

さてさて宿はどこだ?
・・・まさかここか?
超高級マンションに住んでいる俺にこの古めかしい昭和初期に建てられたかの
ようなところに寝ろというのか?
ぶ〜ちゃんやマスターのような横になれればどこでも寝れるという人種と一緒に
寝ることすらギリギリなのに。

しかもぶ〜ちゃんがオーナーと思しきおっちゃんと何事かもめている。

ぶ〜:「おいおい、まさきち様が来るってわかっていてお茶菓子とよく冷えた高級ウーロン茶の
差し入れもなしかよ!」
オーナー:「申し訳ございません、まさきち様がこんなところにまで足を運んでくださるとは
思いもよりませんで・・・。すぐに麦茶の用意をいたしますので。」
ぶ〜:「あほか、おまえは。まさきち様がそんなおまえらが飲んでいるような麦茶なんて
低級な飲み物を飲むわけがないだろ!まさきち様は中国は福建省の安渓産鉄観音しか飲まないんだよ!」
オーナー:「そ、そうでしたか。ではすぐに飛行機をチャーターして摘んでまいります。
宿も綺麗なほうに変更させていただきます。」
ぶ〜:「今から行ったって間に合うわけ無いだろうが。腹を切れ、腹を!」
オーナー:「はい!今すぐ腹を切らせていただきます!ですがぶ〜さん、あなたも悪いです。
まさきち様が来るとわかっていながら事前に連絡もしないなんて。しかも幹事
ではないですか!あなたも腹を切らなくてはいけないんじゃないですか?」
ぶ〜:「お、俺は良いんだよ!今腹を切ったらバーベキューが食べられないだろ!
バーベキューが食べられないんなら死んだほうがましだ!」
オーナー:「・・・どうせ死ぬんだから一緒じゃん・・・。おまえバカだろ。」
ぶ〜:「に、にゃにおー!」

・・・君たち、苦しゅうない。俺はそんなに心が狭い人間ではないぞよ。
まあ今回の件は許して使わす。

こうして宿も少々綺麗なところに変更になり、荷物を紐解いてオレンジさんたち
がゲットしているはずの川原へと急いだ。


■バーベキュー
川原ではすでにtak'sさん、HARUさん、オレンジさん、オゾンさん、ちほにゃんたちが
バーベキューの準備を着々と進めており、まさきち様御一行の到着を待っていた。

ここからは無礼講。

とりあえず靴と靴下を脱ぎ川へ。
流れている川の水はめちゃくちゃ冷たく汗がすーっと引いた。
久しぶりの川原でのバーベキューで気分も開放的になる。

各々好きな飲み物を持ってぶーちゃんの音頭で乾杯!!
久しぶりに会う人、お初の人、いつも会ってるけどまあ一応話をする人と
しばらくワイワイ。

そのうち炭に火が入ってきたところでKOOLさんをはじめとする欠食児童部隊が肉を焼き始めて
壮絶な醜い争いをはじめた。
俺も遠慮がちにKOOLさんたちにばれない程度に箸を進める。

しばらくすると料理人オゾンさんがチンジャオロースやいろいろと手の込んだものを
作ってくれ、舌鼓をうつ。

うずりんとうずりんの彼女がタコスを作りみんなに配る。
バーベキューでタコス食べたの初めて。うまい。ふーん、こういうのが売ってるんだ。

俺も遠慮がちとはいえ食べてばかりではいけないということで、クーラーボックスから
いろいろな肉を取り出しては三つある網の上へどんどん補充していく。

しっかしいろんな種類の肉を買ってきたねー。
鳥の胸肉のブロック、どうすればいいのさ?

向こうのほうではいぢられ役のヒロくんがさっそくオレンジさんやぶーちゃんなどから
オレンジさんが持っていたエアーガンの的となる。
挙句の果てには背中に的をマジックでかかれる始末。
・・・ヒロくん、断っていいんだぞ。

宴もたけなわの頃、事件は起こった。
なぜかバイクで来ているはずのうずりん、ウォッカを取り出しぶーちゃんと飲み始める。
おいおい、ぶーちゃんにそんなもの飲ませていいのか?
あの関内の夜を忘れたわけではあるまい。
よりによってあの恐怖の組長の店であんな行為をしてしまい、横浜中、いや神奈川県下の非番の警官までが
寝ているところを起こされ緊急配備までされたあの事件を。

いや、うずりんのことだからわかっていてやっている可能性も十分ありえる。
確かにまだ組長は来ていない。しかしこれが組長の耳に入ったらどうなる?
わかっているのか、うずりん。

案の定ぶーちゃんはすでにろれつも回らず足元フラフラ。
りゅうきのためにひかれたゴザを占領して寝始めた。

今回は川に投げ入れられるものもなく、自爆して(あるいは狙って)川で溺れるものもなく
平和に後片付け。ただしぶー以外。

何度もぶーちゃんを起こすが無理の一点張りでどうしようもなく椅子に座らせて川原に置いていくことにする。
上から見るとやる気のない河川監視員にしか見えなかった。

いつのまにやら組長(れんさん)と泉さんが合流(実は覚えていない。じぇいさんのレポートに書いてあった。ごめんね)。

■夕食へ
部屋に戻ると一つしかないエアコン付きの部屋で扇風機の取り合いをしながらしばらくのんびりする。

サクラさん、JINくんとふろに入りに行く。
いやいや、想像していたより大きなふろでなかなか気持ちがいい。
自分で買ってきたくせにサクラさんがリンスがきかないといって怒りはじめたが、JINくんと俺はそんな
わがままなマスターは放っておいてゆったり入っていた。

オレンジさんがサイドバックがついているバイクに乗っている人を捜し始め、引っかかったひろくんはじめ何名かが
強引に買い出し班に指名され買い出しに。

そのうちに夕食の準備をどうやら離れている場所でしているということだったのでそちらに向かうと、
オゾンさんとちほにゃんがまるで小さなスナックのようなところで料理をはじめていた。
スナック「MAG'S PARTY」。

手伝おうと一応そぶりを見せたのだが、オゾンさんに座って待ってろと客に文句を言うよくテレビでやっている
ような頑固親父の店みたいに怒鳴られたため、おとなしく座ってそうまの子守。
座っていると枝豆やら焼きうどんやら野菜炒めやら次々に出てきて舌づつみをうつ。
ようやくみんながそろってきたところで乾杯し(誰が音頭をとったか不明)、適当に宴会が始まった。

オゾン・ちほにゃん特製カレーが登場し盛り上がりは最高潮。
オゾンさんは700円とるつもりだったがご飯の炊きあがりが固すぎて満足いかず無料となったようだ。
いやいやオゾンさん、あなたはほんとそういう姿が似合うね。
新宿あたりに店を出してくれたら半年に一回くらい顔だすんだけど。

いつの間にか輪に加わっていたぶーちゃんがなにやらもぞもぞと行動を起こしはじめる。
しばらくすると全身タイツ姿でビンゴを持って登場!
すげー、MAG'Sのイベントでここまで用意してあったことがかつてあっただろうか?(いやない)

自分で買ってきたビンゴをぐるぐる回しはじめるがいっこうに玉が出てこず、いいかげん逆回りに回していることに
気がつけよと突っ込まれながらビンゴスタート。

なんとミーが最初にビンゴ!
すげー、こんなものに当たったためしがないのに。
たいてい2位以下はたいしたことなくても1位って良い物貰えるんだよねー。
なになに?あれ?結構小さいな・・・。手に隠れちゃうのか。いや、でも小さい箱の方がいい物が隠れているものさ。
昔話とかに良くあるもんね、そういう話。
しかし小さすぎるだろ。
お、ミーが受け取った。あ、ヤバイ、ミーの顔がみるみるうちに変わってくる。
こ、これは俺が今までに過去2回しか見たことのない恐怖の大魔王降臨の時の顔ぢゃないか!!
ぶーよ、お前はなにを渡したんだ!何をしでかしたのかわかっているのか!!

俺は震える手でそっとウーロン茶を一気に飲み干した。
なんの味もしない。
みんなはまったく気がついていない。これから起こる恐怖の惨劇を。

ヒュン!
ビシ!
プシュー!
・・・ドサ・・・。

静寂が訪れた。

ぶーよ、安らかに眠れ。お前はけして犯してはならない過ちを犯したのだ。
お前の勇気ある(しかし無茶で無謀で考え無しの)行動はMAG'S PARTYで犯してはならない禁忌として
長く伝えられていくであろう。

途中KOOLさんが用事があるということで夜の帳の中帰って行った。
みんなでアーチを作ってお見送り。
内緒だがKOOLくんの背中にひろくんが石をぶつけていた。

たぶん次に帰る人は寂しく帰るんだろーなと思っていたら、オゾンさん、ちほにゃんが帰るときは案の定
お見送り俺だけ。
オゾンさん、みんな薄情者だね。あんだけ食うだけ食っておいて。
俺はお見送りしたからね。


■夜の宴スタート
食事が終わって風呂に行くもの、布団を引いて寝始めるもの(サクラ)、水道管ゲームや大貧民を始めるものと
バラバラに動き始める。
さすがMAG'S。まとまり無し。

夜も12時を回り始め、酒もいい感じで回り始め(れん組が)、寝ているマスターも強引に起こされて大UNO大会。
おいおい、15人もいたら一人何枚だよ。
とりあえずぶーちゃんを忍んで黙祷後一人3枚ずつ配ってスタートする。
さすがに終わる奴はさっさと終わるが終わらない奴は全く終わらない(そのまんまじゃん)。

俺は無事に最後の4人目くらいというきわどくも一番おいしいくらいの時にあがる。
だって最初のほうにあがるとやることなくて全然つまんなそうだったし。
無責任に罰ゲームの相談に加わる。

ひろくん対JINくんの戦いにも終止符がうたれ、マジかよというかやっぱりというかひろくん敗北。
無責任罰ゲーム討論会がれん組長・オレンジ若頭中心に始まる。
ボルテージ上がりすぎ。

いつのまにか地獄からはい上がり復活を果たしたゾンビ・ぶーちゃんがこそこそっと驚愕の事実を伝える。
「すべてこの部屋で話されている内容は女子部屋に筒抜けになっている!!」
うずりん、れんさん、そして俺の顔から血の気がさーっと引いていく。
3人で顔を見合わせ、「やばいこと話してたっけ?ないよね、特にないよね?」とうろたえる。
横でオレンジさんがニヤニヤしながらあーあ、やっちゃったという顔をしている。
ちくしょー、先生が来てないからって安心しきっているな。
このレポートでオレンジさんの悪行の数々をばらしてもいいんだぞ、とはこの時点では思う余裕もなかった。

まあなるようにしかならないということで多少ブルー気味になりながら、その分ひろくんの罰ゲームに八つ当たり気味に
れんさんが次々とむちゃくちゃなことを言い始めた。

俺はひろくんを気の毒に思いながらも明日の我が身を考えるのと、どちらにしてもれん組に逆らうなどということは
思いもよらないため黙って聞いていた。

そのうちいっぱい出過ぎて収集がつかなくなった罰ゲームを、ひろくんが指名した人が最終的に決めるということになった。

俺は心の中で叫んだ。
「ひろくん、俺を指名すればあの悪魔のような組長やオレンジさん、じぇいさんの魔の手から君を逃がしてあげよう!」
しかし機先を制してれんさんがあの悪魔の微笑でひろくんにいう。
「まさきちさんならやさしいよ。まさきちさんを指名すればいいんじゃないかなー。」
と俺を指名できない雰囲気を漂わせる。

ひろくんも俺の顔を見ながら指名するための指をへそのところまで上げていたが、その言葉でそのまま鼻の穴に突っ込んでしまった。
そして意を決して・・・
「なつきさん、お願いします!!」
組長、オレンジさん、じぇいさんはじめその場にいた人たちは俺以外悪魔のダンスを踊り始める。
なつきさんはミーに勝るとも劣らない魔女の微笑を漂わせながら一言・・・
「ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!(口では言えない。そんなことを女の子が言うなんて)」
うそだろー!なつきさん、あんまりだ!!
ひろくんをMAG'Sから追放する気か!

ひろくんはうつむき嗚咽を漏らし始める。もしかしたらちょっとちびっちゃったかもしれない。
俺は彼の小さい肩を抱き寄せ言葉も無く胸を貸してあげた。

そしてひろくんが泣き止むとその場のあまりの殺伐とした雰囲気に耐えられなくなり、一人そっとトイレに行く振りをして
その場を離れることにした。

俺が離れた後、標的はすでに撃沈されたひろくんからはたけしくん、無謀にもそのまま寝てしまったアミーゴくんに移ったらしい。
よかった、俺がその場にいたら俺の正義の心が抑えきれなくなり、MAG'S PARTY解散の危機になるような大立ち回りがあったに違いない。
しかしはたけしくん、あなた良くあの場であれだけ熟睡できるね。
油性のマジック無くてよかったねー。


■起床
昨日(っていうかさっき)の夜のあまりの出来事に俺はうなされながらもようやく眠りについた。
と思ったら6:30頃重苦しい雰囲気と黒い空気が俺の身体を包み込み、はっと目がさめる。
そこには仁王立ちのミーが・・・。
ヤバイ!やられる!
ミー:「・・・昨日話がぜーんぶ聞こえてたんだけどさー・・・。」
しまった!ぶ〜ちゃんの言っていた事は本当だったんだ。
ミー:「合コンとかお風呂覗くとか、なんかいろいろ聞こえてたんだけどー。」
俺:「いや、本当に俺は無実だ!確かオレンジさんとかアミーゴくん、実は一希くんとかがなんかそんな話をしてたような気がしたけど・・・」
ミー:「ウソだ!なんか怪しい。」
俺:「ホントだって!合コンなんて興味ないしお風呂なんて覗いたらぶーちゃんと同じレベルになっちゃうじゃん」
・・・この堂々巡りの会話が15分続く。

ようやく寝付けたのに結局ほとんど寝られなかった。
ミーの追求が終わったと思ったらいやな影が扉から見える。
そうまだ!
しかもその後ろには黒い臭気をまとったオレンジさんの影。
オレンジ:「そうま!行け!!奴の魂を取って来い!!!」
やめてくれー!俺を寝かせてくれー。
そんな願いはもろくも敗れ去る。
うげ!ごふ!!おえー・・・そうまの攻撃により俺の睡眠時間はここに終了した・・・。


ほとんど寝られず顔を洗ってさっぱりし、ようやく気分も落ち着いたころ、俺はいいものを発見する。
くくくく・・・オレンジ、そんなところでうつ伏せで寝るとは・・・。
しかもちょうど良いことにそうまがうろうろ。
俺は先ほどの仕返しとばかりにそうまのぜんまいをフルに巻き、操縦桿を握る。
「いけ!そうま!オレンジの背中に乗っかっちゃえー!!」
そうまはうれしそうにオレンジさんの背中に飛び乗って行った。
復讐を遂げた俺に朝日が祝福するかのような光を届けた。
さわやかな朝だ・・・。


■朝食
昨日と同じ場所で朝食タイム。
朝ご飯は昨日UNOで負け、罰ゲームとなったJINくんが腕を振るう。
強調しておくが、MAG'Sで朝食のことまで考えられていたミーティングははじめてである。
このレポートを見た人、いつもこんな感じだとはけして思わないで欲しい。

ホットケーキやら野菜炒めやら昨日の残りのカレーライスやらがいろいろ出てなんともすばらしい朝食だった。

朝食を終えた頃くにさんがちーちゃん、まことくんとともに車で参上。
これを出迎え、食べたといっているのに半ば強制的に朝ご飯を食べさせる(しかもほとんどギャグで作ったとしか思えない
どでかいホットケーキ)。

後片付け後れんさん、泉さんが先に帰るのを見届けてとりあえず宿へ。

ここからが予想外だった。
なにかtak'sさんが大きなダンボールを抱えて大部屋へ現れる。
ヤバイ。なにかいやな予感がする。
生まれてこのかたこの不安はほぼ当たることに俺は気がついていた。

横でサクラさんがニヤリと笑う。

MAG'S T-シャツの即売会だった。
おそらくかなり古いメンバーであることは自覚していたが、ここまでなんのかんのと理由をつけて買わないで逃げ回ってたのだが、
ここまで大々的にやられると買わざるを得なくなっていた。

俺は泣きながらtak'sさんに羽交い絞めされ、サクラさんに財布を抜き取られるのを黙って見ているしかなかった。
「お買い上げありがとうございまーす!」
とうとう2枚買わされてしまった。
ちっ、しょうがない、これで大手を振って歩けると思えば安いものか。


■出発

とうとう出発の時間が迫ってきた。
みんな出発の準備をはじめる。
そんな中ミーのMAGNA(YAMAHAって書いてあるけど)が見当たらない。
どうやら今回幹事のくせに実はMAGNAじゃないぶ〜ちゃんが試乗をしたいといって乗り回しているようだ。
写真などをとりながら待つ。

ようやく戻って来たが、すでにみんなは出発の用意が出来ていたにもかかわらずぶ〜ちゃんゆっくりと自分の荷物を
バイクに乗せ始める。
ぶ〜ちゃん、まず出発の準備をしてから遊びなさい。

そのぶ〜ちゃんの準備を待っているといつ出発できるのかわからないのと、金持ちの俺とミーは高速で帰るため、
先に出発することにする。

みんな俺が帰るのを知り、おそらく心底悲しんでいた。
ひろくんや一希くんなどは感極まって涙まで流す。

おいおい、そんなに泣くなよ、一生会えないわけでもなし。
まあ別にお中元とかお歳暮、5月2日の俺とミーの誕生日プレゼント、まだ受け付けてるから渡しに巣鴨まで来いって。

みんなの惜しみない惜別の情とまさきちさんありがとうという怒鳴るようなマスターとtak'sさんの声に送られて
俺とミーは先に帰っていった。

高速で帰ると2時間しかかからん。
おいおい、なんで行きはあんなに掛かってるんだ?
しかも寝不足でオレンジさんもBBSで言っていたがバイクでも眠れる。
こえーな。

何とかかんとか無事に家に辿り着き、獣医に預けていたMAGとハッチ(ハムスター)を迎えに行く。
そのまま猛烈な眠気に襲われて就寝。


いやー、楽しいキャンプツーでした。
幹事の
ぶ〜ちゃん、初日後半使い物にならなくなっていたけどお疲れ様。
オレンジさん、影の幹事での仕切ありがとう。
オゾンさん、新宿に店出してね。3年に一回くらいは顔出します(少なくなってるし)。

これだけ準備の整ったミーティングはたぶんMAG'S初めてでしょう。
だいたい朝飯あったことが脅威。
次の幹事は大変だねー(他人事)。

次は全国ミーティング。
誰が幹事やるんだろ(笑)。

※ちょこっとだけフィクションがあるかも。あくまでちょこっとね。