魁!おとう塾

僕は夏が嫌いです。

だって、暑いから汗をかくんだもん。初夏は少し好きだけど、眩しいのが嫌いだね。

そんな季節にオススメの工事のレポートです。

題して

夏だから!ひやひやロンスイ、足元すっきりスッカスカ。

構成、編集:おとう@d/D派閥  監修、横槍:オレンジ/Aチーム のJVです。

 

序章:俺が休みの時に、店も休みって…それぁねーよ。

そんな訳で始めましょう。まず、用意する物は

  1. 1mmの鉄板
  2. M6の全ネジ棒
  3. M6の長ナット
  4. M6のナット、ワッシャー、スプリングワッシャー4個づつ
  5. 鉄パイプ(15A)もしくは5mm程度の鉄板
  6. パテ
  7. 紙やすり
  8. 塗料
  9. 高速カッター
  10. ディスクグラインダー
  11. 溶接機械
  12. 6,10,17,28mm等のメガネレンチ
  13. パンタジャッキ×2
  14. 最低限の工具類
  15. 根性

ですね。用意はいいですか?

 

第一章:覚悟しろ!徹夜朝まで、旅は道連れ

まずは、後輪を外す手順でやっていきます。ブレーキロッドやチェーンを外してしまいましょう。

もちろん、リアサスも取外します。時間に余裕がある人はリアフェンダーも取りましょう。作業がカナーリ楽になるので。

下のブレーキロッドは方向があるので、解るようにハム太郎シールでも張っておけば安心、そしてヒーリング効果も期待出来る。

それから、アクスルナットを緩めてジャッキで浮かせてからアクスルシャフトを引っこ抜きます。

サイドカバーの下のパネルを5mmの六角レンチで外すと、スイングアームの軸がありますので、それも抜いてしまいます。

この時、カラーが落ちてきますので、注意しましょう。同時に左右のカラーかも解る様にお箸とお茶碗の絵でも描いてね。

これで、スイングアームはあなたのバイクから幽体離脱してくれます。記念に写真でも撮りましょう。

さて、これからが根性の見せ所です。だって、切っちゃうんだもんさスイングアームを!

高速カッターにスイングアームを乗せて、サスのステーの後側とチェーンアジャスターの間を切ります。

                

はい。これで帰る道は閉ざされました。3つに別れたスイングアームも写真に収めておきましょう。

 

第二章:箱だ箱だ。箱を作れ!いやいや、フタは要らないよ。

ここからは、細かい作業はないので比較的簡単です。

まずは溶接面の塗装を取ってしまいましょう。グラインダーにスチールブラシを付けられると楽なんですが

無ければ紙ヤスリで塗装を取ります。そして、1mmの鉄板をスイングアームと同じサイズの箱状にして

伸ばしたい分だけの箱を作ります。それが出来たら切ったスイングアームの間に箱を入れて溶接します。

これを左右やれば、ロングスイングアームの出来あがり。真っ直ぐに延長する為に差し金や当て木を使用する事をお奨めします。

私はこのレーザーアイでやりました。専門用語で言う大体ってヤツですね。

強度を確保する為に、見えない所に鉄板なんかを外側に溶接しちゃうとヒヤヒヤ感は薄れますね。

溶接面の表側はグラインダーで削ってしまいましょう。裏まで溶接されているので問題無いらしいから。

溶接面を削ったら、ママレモンあたりで洗いましょう。一応、脱脂のつもりです。乾くのを待ってパテ埋めしましょう。

テキトーに盛って硬化したら、紙ヤスリの数字の少ない番数からシャカシャカやりましょう。

5000番位までちゃんとやると、結構良い出来だなぁと自分で思えるでしょう。

僕は待ちきれないので120、500で終了しましたけどね。ヒドイ出来でしたよ…。

 

 第三章:塗装は同じ方向に!そう、そうやって男は強くなるんだ。

さて、塗りましょうか。下には新聞紙よりもダンボールがいいですね。新聞紙はくっ付くから。

細かい人はシリコンオフとサフェーサーを吹きましょう。テキトーな人はママレモン洗浄と紙ヤスリで充分ですな。

純正部分を残すなら、マスキングをして缶スプレーをフリフリしましょう。

シューっと行くわけだ、シューっとね。同じ方向に止まらず吹きつけましょう。欲張らないでマンガでも読みながら気長にやりましょう。

しつこく吹いてタレてしまったら間違いなく白髪が増えますのでね。

色が塗れたら、クリアーを吹きましょう。目には見えないので、テキトーに。

そして、耐え切れない時間。乾燥タイムですね。

 

第四章:ロッド?ただの棒じゃねぇか!こんな物にゃ、金出せねぇな。

           

見ての通りですね。材料は1000円くらいで揃うんじゃないかな?ボルトやナットは金物屋さんで買う事。

これ重要。ここまでやっても塗装は乾いてないでしょうから、ここで飯タイム風呂タイムだすな。

 

 第五章:押せ!明日のために!

んで、組み立てたらチェーンを買わなきゃいけないので、近くのバイク屋さんまで押して行きます。

あらかじめ電話してチェーンがあるか、新しいチェーンを2つ繋いでくれるか確認しておきましょう。

できれば、バイクを押す体力を先に備えていると、感動も2倍になりますよ。

これで、終了。

最終章:夢に近づくって事は、天国にも近づいちゃう?

ロンスイ工事は自己責任で施工しましょう。折れようが、後輪が高速道路で自分を追い越そうが

責任は取れませんので。

乗り心地に関してですが、特に変わりません。多少、曲がり難いかもしれませんが慣れるでしょう。

何の根拠もありませんが、20cm以上のロンスイは危険だと思われます。充分な補強、正確な作業では

解りませんけどね。

費用に関しては、金物材料(ボルト、ナット、紙やすり等)が3000円くらい。パテが1000円のカラーが6000円くらい。

見た感じは、そのまんまですがデカく感じます。ついでに大きめのタイヤでも履くと良い感じでしょう。

では、がんばって下さい。