V-Twin MAGNA に SPADA のエンジンを載せただけでは
いまいちパワーは出てくれないので
今回は、キャブレターのジェットを交換します。
この作業は、エンジン載せ換えだけじゃなく
マフラーやエアクリを交換した時にも役に立つと思うので参考にしてみて下さい。
手順
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タンク下脇の左右のカバーとシートを外す。
スピードメータを外し、 タンクを下ろす。
エアクリーナーを外し
エアーチャンバーの上半分(プラスチック部分)
を外す。
キャブレター側のアクセルワイヤーを外し
チョークワイヤーをフレームから外す。
インシュレーター
(エンジンとキャブレータ-の結合部)
のバンドを緩める。
キャブレターの左側の真中に
2つのキャブレターを固定するネジ(黒のプラス)
があるので、それを緩める。
そして、キャブレターを上方に引き、外す。
(キャブレータ-を外したら2つのキャブレターを
固定するネジは締めておく。)
この作業は慣れると
5〜10分で出来てしまいます。
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キャブレターを下から見た
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フロートチャンバーを外す。
(3本のネジで固定されている
直角三角形状のカバー)
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フロートチャンバーを外した
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メインジェットとパイロットジェットを外し
パイロットジェットは詰まりが無いように
掃除をする。
きれいになったらパイロットジェットは
元々付いてたのを付ける。
メインジェットは#110から#125へ変更する。
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ジェット類がついてる状態
メインジェットとパイロットジェットを外した状態
左がパイロットジェット、右がメインジェット
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ジェットを交換したら、外すのとは、逆の手順で組みつける。 |
このようにして、ジェットを交換し
シャーシダイナモでパワーを測定した。
メインジェットを#125、#135、#130と交換して測定したが
最初の#125が一番マッチしていたので、これに決定した。
エンジン載せ換え・ジェット交換・ワンオフマフラーによる最終的なパワーは32馬力である。
「オイオイ、SPADAは40馬力じゃなかったっけ?」と思うかもしれませんが
HONDAが公表しているSPADAのパワーは確かに40馬力であるが
実際にノーマルの状態で、このパワーが後軸で出ている車体は皆無であり
それは、SPADAに限ったことではないらしい。
SPADAはNAスペックでは40馬力であるが、これはエンジン出力であり
実際の後軸出力は32馬力程度(2割減)らしいし
MAGNAはNAスペックで27馬力であるが、実際には22馬力くらいであろう。
また、スペック上の馬力は正確な値ではなくコンセプト的な意味合いも強いらしい。
(ちなみに、一例としてこちらを見ていただけると分かるでしょう。
このリンク先は、サクラとはまったく関係ありません。)
比較対象として右京さんの’99MAGNA+SP忠男のTドラッグマフラーを測定し
こちらは27馬力であった。
右京さんのMAGNAはマフラー交換により、パワーが上がっているのが分かる。
通常のMAGNAエンジンと比較しても
吹けあがるまでの時間が、明らかに短くなり
上まで一気に気持ちよく回るエンジンになりました。
(アメリカンじゃないなぁ・・・)
最高速は10〜20km/hほど伸びたが
俺自身がこの速度には耐えることが出来ないので
どうでもいいことだと思う。
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